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気密性能にも経年劣化があるんです
さて、前回のブログで
『FPの家』は気密測定を建物完成時に実施すると書きましたが
その理由は2つあります

ひとつは、
「お客様にとって完成時の気密性の方が意味があるから」
です

これは、換気扇やエアコンの配管、給排水配管、電気配線などの
暮らすために絶対必要な設備がついた状態での測定値が
実際に住まわれている状態と同じということで
お分かりいただけるかと思います

もうひとつの理由は、
「FPの家が気密性能の経年劣化も考えているから」
です

グラスウールが水分を吸ってへたったり、カビが生えたり、
現場発泡断熱材が経年劣化で割れが生じたりと、
断熱材が劣化することをご存知の方は多いかと思いますが、
気密性能も劣化することをご存知の方は少ないんじゃないでしょうか?

気密性能が悪くなる理由として、
・断熱材の劣化部分(割れ・やせ)が隙間となる
・気密シートが劣化
・躯体の木がやせて隙間ができる    等が考えられます

高気密・高断熱住宅は、
断熱・気密・換気の3つがそろってこそ快適に住めるので、
気密が悪くなってしまうと快適性が損なわれるんです

だからこそ『FPの家』では、
この気密の経年劣化をみるために
完成建物のその後も気密測定をして経過の情報を集めているんです
(全物件ではなく、了承してくださるお客様のお宅で検証中)

結果は建物によってまちまちですが、
C値(5年経過):0.19 → 0.38
          0.54 → 0.72  という感じです

これFPパネルだからこそ、この程度ですんでいるんです

FPパネルは工場生産で高い圧力をかけて発泡させるので
現場発泡の断熱材とは密度が断然違います

そのおかげで経年劣化も少なく、
実際に20年経過したモデルハウスのFPパネルで
劣化や形状変化(やせ具合)を計測しても
ほぼ新築時と状態は変わっていないという事実もわかっています

一般的な
グラスウール系断熱材+気密シートや
現場発泡断熱材で断熱・気密をとっている住宅では
気密性能の経年劣化はもっと大きくなると考えられます
(完成時に0.2あったC値が0.8まで悪くなった実例も聞いています)

プラスチック系の素材って年月が経つと
パリパリ、ボロボロもろくなるので、
それが壁の中でも起こっているということです

でも建物完成時に気密測定をしない建築会社でも
劣化まで見込んで躯体完了時の数値を追及しているなら良いですね

長くなりましたが、結局
FPの家ってすごいんですよということが言いたかったんです(^-^)


今回の気密の話もこの本に詳しく書かれています
実測値、実例、事実が書かれているので、
高気密・高断熱マニアの方は楽しく読んでいただけると思います
からだにいい家の作り方
「結局告知か~い」ってツッコミが聞こえそうですが、
読んでみてお伝えしたかったことなので書かせていただきました

タカスギでした
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気密の数値C値には2種類あります
ZEHや高気密・高断熱住宅に取り組むビルダーが増えてきて
気密についても、きちんと計測して数値を出せる建築会社が
多くなってきたなと感じる今日この頃

気密の良さを表すC値とは、隙間相当面積と言われ
家全体の隙間を延べ床面積で割った数値で表現されます

家の隙間が小さいほど、C値の数値も小さく
隙間が少ないことを意味するので、
建物の冷暖房ロスが少ない良い家と言えます
(計画換気をする上でもC値が少ない方が空気のよどみを作りません)

気密を重視しない一般的な住宅では、C値は2.0~10.0cm2/m2

『FPの家』では、建築完成時にこのC値を測定し
平均値は0.45cm2/m2

この頃よく「C値が良い」ことをうたうビルダーさんで、
C値が0.1cm2/m2くらいという
数値だけを見れば驚異的な会社さんもみられるようになりました

高気密・高断熱のパイオニア『FPの家』より断然いいじゃんて話ですが、
実はちょっとこの数値に落とし穴があるんです

C値0.1くらいをたたき出す建築会社の多くは
測定を建物躯体ができた段階で実施されています

躯体完了時というのは、まだエアコンやキッチン用換気の配管、
電気用の配管等の穴が壁に空けられていないきれいな状態での測定なんです

でも、その後には建物完成時までに
配管用の穴が空けられてしまうので、完成時の方が当然数値は落ちてしまいます
(施工の段階で、穴と配管の隙間などをきちんと気密が取れるように
テープや現場発泡ウレタンで補強しますが、それでもです)

今日お伝えしたいのは、
C値には躯体完了時の測定と建物完成時の2種類があって
前者の方が数値は圧倒的に良くでますよということです

ではなぜ、『FPの家』は、数値が悪く出てしまう建物完成時に気密測定をするのか

お施主様のことを思うからこそなのですが、
その理由はまた別の機会にお伝えしたいなと思います

タカスギでした
プロフィール

(株)堀本工務店

Author:(株)堀本工務店
石川県金沢市で50年。
お客様のこだわりを大切に、自分らしい家づくりを実現いたします。

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